江戸時代から変わらぬ製法で、手塩にかけて作られている「本物の醤油」が未だ存在します!
昨今の醤油の需要
醤油といえば、キッコーマン・ヤマサの醤油を主に思い浮かべることでしょう。
これはスーパーマーケットなどでチラシ特売の目玉品として出品され、多くの方に愛用され、なじみのある醤油だと思います。
安く買ったからといって、マズイわけでもなく、格別に美味しい……と言われるわけでもなく、ごくごく普通に消費されていると思います。
醤油なんて、この程度のものであれば何でもいい……と思っていませんか?
これまでそのように考える方が多かったのですが、昨今では少し事情が変化してきています。
スポンサーリンク
醤油は安く買ったからたくさん使おう……とか、
美味しいからたくさん使おう……とかというものではありません。
しかも、飲料のように ”ガブガブ” と、たくさん飲むものでもありません。
調味料としてのお醤油を消費する量はだいたい決まっていて、おおよそのところ1ヶ月に何リットルも使うものでもありません。
ですから、どうせ食べるなら「少々高くても美味しいものを」……という方が増えています。
そういう美味しいものは、無難なキッコーマン醤油やヤマサ醬油に比べると、少々お値段は高くなります。
……かといって何千円もの違いがあるわけでなく、高くても数百円程度です。
そのくらいの差なら、美味しさに大満足して心の豊かさを感じたい……という考えをする方が増えているのです。
例えば、「今日はごちそうメニューのお刺身だ〜」といっても、肝心な醬油が美味しくなければ、せっかく奮発して買ったお刺身も美味しさは半減してしまいます。
そこでちょっと美味しい醤油で美味しさを満喫し、ちょっとだけ贅沢な豊かな生活感を感じたい……という方が増えているということなのです。
おそらく昨今の少子高齢化社会で、量より質を求める方が増えてきている……と分析されています。
そこで各メーカーが、ひとランク上の美味しい醤油をたくさん開発して出しています。
どれを選んでいいかわからなくなるくらいです。
スポンサーリンク
おすすめする醤油
そこでおすすめしたいのが、創業が宝暦3年(1753年)江戸時代の中期、9代将軍・徳川家重の時代から260年以上、創業時から変わらない「むしろ麹法」という製法で醤油を作り続けている醤油メーカーがあるんです。
日本では、昔ながらの原始的な製法で丹精込めて丁寧に作っています。
それは瀬戸内海に面した香川県の東端、徳島との県境にある小さく静かな町にある「かめびし醤油」です。
赤いベンガラ色の壁のお醤油屋さんです。
2003年に「かめびし醤油」18棟の「蔵」が有形登録文化財に指定されました。
効率化のもとに麹づくりが次々と機械化される中で、この「むしろ麹製法」を頑なに守り続けたことが、日本で唯一の伝統製法を続けている醤油屋になったのです。
「添加物いっぱいの醤油にはない、美味しい本物の醤油があることを知って欲しい」と、お醤油を愛する切なる思いで続けてこられたようです。
なぜ「かめびし醤油」をおすすめするか……
醤油の命は、醤油づくりの原点にある「麹作り」です。
蒸した大豆と炒った小麦に種麹をつけて繁殖をさせます。
3日ほどかけて繁殖させる工程を麹づくりというのですが、醤油づくりの中でここが一番重要なのです。
「かめびし醤油」はこの原点となる麹づくりを機械化をせずに、代々受け継がれてきた「むしろ麹製法」にこだわり続けてきました。
「むしろ麹製法」とは、蒸した大豆と炒った小麦に種麹を混ぜて、むしろの上に広げて麹を作る製法です。
むしろ168枚の上に麹を広げたあと、3日3晩、2時間おきに24時間徹夜で温度調整するので、「まるで夜泣きを繰り返す赤ちゃんようなものです」と、その苦労を語っています。
その苦労の成果として「コクと旨みの深さ」が独特の味わいとなって出来上がってくるのです。
この味わいの深さを出せるのは機械では無理です。
「かめびし醤油」かめびし醤油」の伝統となる「むしろ麹製法」でしか成し得ません。
原材料にもこだわっています。
現状、大豆は99%は輸入で、そのうち8割が遺伝子組み換えです。
しかし「遺伝子組み換え」表示は現状であまり目にすることはありません。
ほとんどが「遺伝子組み換えの大豆」を使っているのではないでしょうか?
「遺伝子組み換えの大豆」は安全性については未知数と言われていますね。農薬が多い可能性もあるといわれています。
しかし、この「かめびし醤油」は、「国産有機無農薬大豆」をほぼ100%使用しているので安心です。
かめびし醤油のお試しセットがあるので、まずはそちらで「本物の醤油の美味しさ」を確認することができます。
国産丸大豆を三年かけてじっくり熟成させた「三年醸造醤油」と、かめびし人気商品の「にがり入りこいくち醤油」の2種類が味わえます。
伝統ある本物の醤油の味を味わってみてはいかがでしょうか。