無洗米って、白米より味が落ちる……なんて思ってませんか?
確かに無洗米が出始めた頃はそうでした。
しかし現在の無洗米には、白米に勝る美味しいものもあるようです。
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「無洗米は美味しくない」というイメージがついてしまった理由は
当初の無洗米の定義は、お米を研ぐのが面倒くさい……という方に、お米を研がずにすぐに使えるように、洗ったお米を提供するためのものでした。
ですから無洗米を購入する方は、手間暇やコストを重要視し、美味しさは二の次でいい……というような客層だと判断し、安いお米を使って無洗米の商品化をしていたと思われます。
また、無洗米はそのまますぐに使えて便利……が売り文句のはずなのに、2~3回は洗わなきゃならない無洗米もあったりします。
これは、無洗米を製造する技術が進んでなかったことにも要因はあるでしょう。
それらの要因で「やっぱり無洗米はダメだね〜」という風潮につながってしまい「 美味しくなさそう」…とか、「お米をとがないと不衛生なのでは」「値段 が高いだけ」 ……などのイメージを抱く方もいるようです。
それらをふまえて平成14年にNPO法人 全国無洗米協会が「無洗米規格」の濁度基準値を、濁度28ppm以下に変更したり、美味しいお米で無洗米が作られたり……「とぎ汁」を出さないで製造するものは環境保護 にも貢献できる……などの技術的進化から、今では無洗米を購入する家庭は、全体の44%くらいのシェアに増えてきているようです。
今後も一般家庭では、共稼ぎなどが増えたりして、家事の軽減をするためであったり、外食産業や給食などではコストの削減につながるなどで、無洗米の需要が高まってくるようです。
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そもそも無洗米とはなんなのでしょうか?
「無洗米」も「白米」も同じお米であることには変わりはありません。
玄米を精米機にかけて表面の殻等を取ったものが「白米」ですが、その表面には肌ヌカという層が残っています。そのお米の表面に付いている「肌ヌカ」を、洗うなどの方法で取り除いて提供してくれるものが「無洗米」……ということです
無洗米が世の中に出てくるまでのお米の常識は、自分でお米を何回も何回も、水がにごらなくなるまで水で洗って(研いで)からお米を炊いていました。
「無洗米」は、その工程を済ませて提供しているものです。洗ってないお米ではなく、洗ってあるお米…研いで(洗って)あってすぐに炊くことができるお米……という趣旨のものであります。
無洗米の製造方法は水で洗うものだけでなく、下記のように、他にもたくさんの製造方法があります。
無洗米の製造方法
加水方式(水洗い式)
家庭で人の手によって行われていた「米を研ぐ」作業を機械化し、短時間で乾燥させたものです。
家庭ではとぎ汁が出ませんが、工場でとぎ汁が出ますので環境保全に関しては同じことになります。
乾式研磨式
ブラシや研磨機などでお米をこすり肌ヌカを取る方法です。
水を使わないので乾燥工程は要りませんが、肌ヌカが取りきれないことがあるため、白米よりは簡単ですが1〜2回は洗う(研ぐ)必要があります。
タピオカ式(NTWP)
精米したお米に水と高温に熱した粒状のタピオカを加えかき混ぜることで、そのタピオカに肌ヌカを付着させ取り除く製法で、最後に乾燥させます。
NTWPとはNEO TASTY WHITE PROCESSの略で、より白くするプロセスという意味です。
ヌカ式(BG精米製法)
BGとは、Bran(ヌカ)とGrind(削る)の頭文字で、水も何も使わず肌ヌカの粘着性だけを利用し、肌ヌカ同士で吸着させることによって、肌ヌカを削り取る製法です。
それぞれの製法には一長一短はありますが、一番おすすめしたいのは、ヌカ式(BG精米製法)です。
「白米」より「無洗米」が美味しい理由
自分で精白米を研ぐのは「肌ヌカ」を取り除くためですが、手際良く上手に研がないと「肌ヌカ」を含んだ「とぎ汁」を吸収させてしまったり、 反対に研ぎすぎると精白米の表面にある「うまみ層」や「栄養成分」まで洗い流してしまいます。
「加水方式」や「乾式研磨式」の無洗米は、研ぎすぎて本来のお米の旨味まで洗い流してしまうものが多く、これも「無洗米」が美味しくないと思われた要因です。
「ヌカ式(BG精米製法)」の「無洗米」は、その「うまみ層」や「栄養成分」を精白米の表面に残しますので、自分で下手に研いで「うまみ層」を洗い流してしまった白米より美味しいのです。
白米を購入して自分で研いだお米より、ヌカ式(BG精米製法)の「無洗米」が美味しい理由はここにあります。
おすすめの無洗米の製造方法
美味しいお米を炊くには、「うまみ層」を壊さずに「肌ヌカ」だけを取り除かなければなりません。
ヌカ式(BG精米製法)の「無洗米」をおすすめするのは、「肌ヌカ」だけを取り除くことができるからです。
そしてさらにおすすめしたいのが「サイカ式精米法」という新技術で製造された「無洗米」です。
これは「ヌカ式(BG精米製法)」と「均圧精米法」を組み合わせた製造方法です。
お米の表面には「うまみの層」があるといいましたが、この層のことを「亜糊粉層(あこふんそう)」と言います。
この「亜糊粉層(あこふんそう)」は、上質な甘み・旨みの素となり、味わい深く美味しいご飯ができるのです。
いくらヌカ式(BG精米製法)で「肌ヌカ」をキレイに取り除いたとしても、玄米から精米する段階で「うまみの層」である「亜糊粉層(あこふんそう)」を削り取ってしまっては美味しいお米になりません。
「サイカ式精米法」は、精米の段階で特殊な製法で、玄米の表面から少しづつ「肌ヌカ」を取り除き「亜糊粉層(あこふんそう)」を米粒の表面に残します。
その上で、ヌカ式(BG精米製法)で「肌ヌカ」だけをキレイに取り除きますので、甘みも旨みも逃がさない「無洗米」になるのです。
現在、国で定める無洗米の品質基準 はありません。安全基準や環境負荷に関する規制 もありません
日本精米工業会と全国無洗米協会が、それぞれの基準で 「品質保証マーク」「認証マーク」を発行しているのが現状です。
世の中にはありとあらゆる「無洗米」が出回っています。
しかし、「無洗米」にするまでの製法を表記したものは数少ないのも現状です。
安いからといって購入すると、「うまみ層」おがなくなってしまっている「無洗米」をつかまされることも多々あります。
ですから美味しいお米を手間暇かけずに美味しく炊くには、新しい精米技術で「旨み&栄養成分」を損なわない無洗米◆まばゆきひめ4.5KG をおすすめします。
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