巨峰は大好きだけど、手が汚れるし、皮をむくのがめんどくさい!
そういう思いが、巨峰を購入するのをためらう要因になっている方が多いのではないでしょうか!?
「巨峰に種が入ってなくて、皮ごとペロリっと食べられたらいいのにな~」という願い、叶えてくれるものがあるんです。
それは「ナガノパープル」というブドウの品種で、その名の通り、長野県だけでしか作られていないようです。
最近、種無しで皮ごと食べられるブドウが流行していますが、そのひとつに「シャインマスカット」があります。
どちらも皮が薄くて皮ごと食べられます。
「シャインマスカット」と食感を比べると、「ナガノパープル」の方が、皮が少し厚いように思いますが、かえって逆に「ナガノパープル」の場合、その皮の食感が妙に美味しく感じられるのです。
「シャインマスカット」は、黄緑色のマスカットですが、「ナガノパープル」は、コクと甘みが豊かな「巨峰」と、皮の薄い「リザマート」を掛け合わせて品種改良された黒ブドウです。
黒ブドウには、脳の働きを良くする「ポリフェノール」がたっぷりと含まれています。
しかもそれは、ブドウの皮に多く含まれているんです。
そして、実の美味しさも、皮に隣接している部分が一番おいしいのです。
今まで巨峰などは、皮をむいて食べてましたから、皮にくっついてしまう一番美味しい実が、いくらか皮にくっついて捨てざるを得ませんでした。
しかし「ナガノパープル」はその一番おいしくてポリフェノールたっぷりの栄養のある部分を丸ごと食べることができるんです。
糖度は21度を超えた甘さです。
この「ナガノパープル」ができたのは平成2年で、平成16年に品種登録されたようで、まだできたてホヤホヤの品種なのです。
今まで巨峰の出荷量が大半をしめていましたが、「ナガノパープル」は、前年の5倍の出荷量になっている実績から、次世代の巨峰として伸びているようです。
今後、巨峰とナガノパープルの出荷量が逆転して、種無しで皮ごと食べるブドウが当たり前の時代が来るかもしれません。
皮ごと食べられるブドウは、収穫してから時間がたつにつれ、皮が徐々に硬くなっていく性質があるようです。
ですから、もしスーパーマーケットやデパートで販売していたとしても、それらは流通段階で収穫から時間が経過してしまったものになることが否めないですから、おすすめは、もぎたてを生産者より直送してもらうのが一番美味しいです。
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