毎年11月23日の勤労感謝の日に皇居で行われる「新嘗祭 (にいなめさい) 」の時に、皇室に献上されるお米があります。
献納されるお米ですから日本有数の最高に出来の良いお米が献上されるわけです。
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どんなお米かというと、その年その年で厳正な審査が執り行われ、お米作りの技術に高い評価を受けた農家が選ばれます。
その農家が自分の田の一角(約100平方メートル)を献上するお米を栽培する場所として確保します。
農家にとって皇室献上米に選ばれるのは大変名誉なことになるわけです。
日頃から品質の良いお米を作っていないと選ばれないということです。
農家といえどもそれぞれの農家ごとにお米を栽培する力の入れ具合が違う……という事実があります。
野菜作りのついでにお米を栽培しているところもあれば、酪農の傍らでお米を作っている農家もあります。中にはメインが会社勤めの兼業農家として作られているお米もあります。
お米作りもやはり、兼業農家などによる片手間で作られたお米より、お米作りだけに時間を費やして生産された専業農家のお米の方が美味しく出来あがるのはご理解頂けると思います。
美味しいお米を作るのが上手な農家もいれば下手な農家もあります。
ですから皇室献上米に選ばれるということは、日頃から品質の良いお米を作っている技術力の高い農家であるというわけです。
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日本人の多くはお米を購入する際、恐らくスーパーマーケットで「こしひかり」ですとか「あきたこまち」……などブランド名や産地‥‥そしてお値段を見て選択し、特に美味しくもなくまずくもなく日々消費していると思います。
実はそれらのお米は「こしひかり」などの ”銘柄のブランド米” ですが、さまざまな農家が作ったお米が農協に納品され全て混ぜ込まれてしまったものなのです。
いわば ”あちこちの農家が作ったブレンド米” なのです。
さまざまな農家が作ったお米が混ざり込んだブレンド米なので、特に美味しくもまずくもないお米になるのです。
できれば皇室献上米に選ばれるお米作りの上手な農家のお米だけを味わってみたいものです。
そう思う方は皇室献上米に選ばれる農家からその農家だけが作ったお米を直接購入してみることをお勧めしたいです。