梨は赤梨と青梨があります。
赤梨といえば「幸水」「や「豊水」がありますが、青梨は、「二十世紀」が有名です。
同じ梨でも、赤梨と青梨では味がまったく違います。
「幸水」や「豊水」は甘くてみずみずしいジューシーな味ですが、「二十世紀」はそれに比べると酸味が強く、実がかっちりしていて、パリッとした食感です。
どちらかというと、青りんごに近い感じです。
でも味はやっぱり梨で、甘みとジューシーさは、「幸水」や「豊水」とは違った上品で西洋的な美味しさが感じられます。
「幸水」や「豊水」は人気が高いですが、「二十世紀」は確固たるに固定ファンが多いのも事実です。
果皮が青みがかっていますが、黄色くなってきたら食べごろです。
美味しい「二十世紀」を食べるには、ハウス栽培のものは避けたほうが良いでしょう。
やはり、旬の時期に採れたてのものが熟していて一番おいしいです。
8月上旬からハウスものが出回りますが、そこは「グッ」っとガマンし、さらに9月上旬から普通出荷の旬の「二十世紀」が出回りますが、そこも「グッ」っとガマンし、9月中旬ころか出荷される「二十世紀」を購入しましょう。
「二十世紀」の熟した美味しい時期はこの9月中旬から9月下旬までの短い期間だけです。
シャリシャリした食感で酸味が強い「二十世紀」がお好みであれば、9月初旬の「二十世紀」を購入するとよいでしょう。
これらの時期のもぎたての「二十世紀」を、産地より直送してもらうのが一番おいしいです。
スーパーマーケットで購入するより、生産地から直接購入するのをおすすめします。
そのほうが、やはり新鮮で旨みがまったく違います。
スーパーマーケットで販売しているものは、青色の時期に収穫して出荷し、流通過程で黄色くなったものが多いです。
やはり、青色の時期に収穫された状態で時間の経過とともに黄色く熟れてきたものと、木に実っている状態で黄色く熟れたものでは味がまったく違います。
ですから、生産者より「9月中旬ころ」に産地直送で購入するのが一番おいしいです。
産地より直送してもらうことで、買い物で重たい思いをせずに、スマートなショッピングができますよ!
「二十世紀」の本場といえば「鳥取県」が有名です。
「二十世紀」の生産量は「鳥取県」が一番多いです。
たくさん採れるということは、それだけ気候や土壌が「二十世紀」にあっている……ということです。
たくさん採れるということは、規格外品もたくさんできてしまう……ということです。
規格外品とは大きさが不揃いであったり、形がちょっとイビツだったり、傷がついてしまったりしたものです。
美味しさは、規格品と全く変わりません。
家庭で食べるには、そういった「訳ありの規格外品」でお値段が安ければそれに越したことはありません。
スーパーマーケットでは、なかなかその規格外品は販売されていません。