「コンビーフ」と聞いてイメージするのは……
そう!昔からのおなじみ「ノザキのコンビーフ」でしょう。
コンビーフといえば、付属の金具でクルクル缶詰めを巻き取って開けるのが印象的で、子供の頃はそれを開けることを面白がって、やらせてもらっていた記憶があります。
味の方はそこそこ美味しいのですが「コンビーフ」そのものだけで食べると、少ししょっぱい印象があります。
そもそもコンビーフ(Corned beef)とは「塩漬けした牛肉」……という意味だからです。
サラダやパスタなどに混ぜて食べると、それらの素材をグ〜んと引き立て、より美味しいものへと変えてくれます。
料理用途では、サンドイッチに入っているのをよく見かけます。
その他にも玉子焼きやお好み焼き、カレーに入れたり……と用途は様々です。
いわば隠し味的な縁の下の力持ち!ワキ役的な役割で料理に花を添えてくれます。
私が好きなのは、ブロッコリーとコンビーフをマヨネーズで和えて食べるシンプルなもの。
ブロッコリーにマヨネーズだけで食べるより、コンビーフを入れた方が数十倍美味しくなります。
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これらのように缶詰めのコンビーフは、料理の材料のひとつ……というイメージで、けっしてメインディッシュとなる食材ではないと思います。
しかし「コンビーフ」をメインにごちそう感覚で食べる、究極の美味しい「コンビーフ」があるんです。
それは、東京都中央卸売市場の仲卸を営む「黒毛和牛 腰塚」さんが手造りで作っている「コンビーフ」です。
自由が丘でお肉屋さんを営み、
その2階で焼き肉屋さんをやっています。
その焼き肉屋さんには、あまり見慣れないメニューが人気でお客さんを呼んでいるとか……。
それが、「極上のコンビーフ丼」です。
焼肉屋さんで「コンビーフ丼」があるのはこの腰塚さんだけかもしれません。
ご飯の上にご飯が見えなくなるくらいのコンビーフが埋め尽くし、卵が真ん中にドーンと乗っかってます。
缶詰めのコンビーフでこれをすると、しょっぱくて味が濃すぎるので、けっして美味しいといえるシロモノではないと思います。
でも「黒毛和牛 腰塚」さんの「コンビーフ」は、さすが手造りということだけあって、しょっぱい……というより、まろやかな甘みと口いっぱいに広がる濃い旨味で、コンビーフをメインにごちそう感覚で食べることができるのです。
TV番組「ダウンタウンDX」で勝俣州和さんが“ハマリ飯”としてコンビーフ丼は話題となりました。
黒毛和牛で作るとお肉が柔らかすぎてしまうため、豪州産の肩バラ肉を使用し、コンビーフ特有の歯ごたえを残し、黒毛和牛の乳脂でまろやかな甘みと美味しさを出しているということです。
モモ肉系の部位を使うとパサパサな味になってしまいますので、肩バラの部位を使っていることは正解だと思います。
職人さんが丁寧に牛肉の繊維を手で手間暇かけてほぐしているということで、一本一本の繊維が太く、塩っけは薄く、黒毛和牛の乳脂によってほんのりと甘く、口の中でスッとなくなります。
人肌の温度でどんどん溶けていく黒毛和牛の旨味のある脂だからなのでしょう。
牛肉のユッケ刺身に似ているようで、生食感覚でとても美味しいです。
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だからといってお値段が高いか……といえば、それほど高くはありません。
ノザキのコンビーフの缶詰めが1缶100g入りで330円くらいで、腰塚のコンビーフは100g当たり600円くらいですが、黒毛和牛を買えば調理してない状態でそれ以上の価格となりますので、それほど高いものでもありません。
購入するなら2ヶセットが送料無料になるのでお得です。
量が多くて心配……?
そんな心配はご無用です。
確かに缶詰めのコンビーフであれば、少しずつしか使わないかもしれませんが、普通の牛肉感覚で、メインディッシュとしてたくさん食べてしまうので、「あっ」と言う間になくなってしまいます。
この「黒毛和牛 腰塚」さんは、街の中にある品質グレードの高いお肉屋さんという感じで、コンビーフは一番人気の売れ筋商品で売り切れも多いそうです。
「黒毛和牛 腰塚」の他に「千駄木 腰塚」というお店がありますが、姉妹店のようです。
お値段は若干「黒毛和牛 腰塚」さんの方が安いです。
自由が丘の「黒毛和牛 腰塚」さんの店舗まで行って「コンビーフ丼」を食べなくても、自宅に〝お取り寄せ″ で味わうのが便利だと思います。