「生ウインナー」を、家庭で焼いて食べたことがありますか?
たぶん多くの方は、ほとんどないと思います。
「い~や!ウインナーくらい、いつも焼いて食べてるよ!」というかもしれません。
しかしそれは間違った認識です。
多くの方が食べているのは「加熱処理済」のウインナーで、「生ウインナー」ではないと思います。
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「生ウインナー」とは、
「生ウインナー」とは、スーパーマーケットなどで売っている「シャウエッセン」などの「あらびきウインナー」をそのまま食べることを「生ウインナー」と言っている訳ではありません。
スーパーマーケットなどで販売されている「ウインナー」は、ほとんどが「生ウインナー」ではなく、燻製などの加熱加工処理された加工品ということですよね!
それらは、加熱処理済ですので、そのまま食べることができますが、「生ウインナー」とは、挽肉を「羊の腸」や「人口の詰め袋(ケーシング)」に詰められた段階の、生のお肉のことです。
加工品ではないので、そのまま「生」では食べられません。
スーパーマーケットで販売されている「挽肉」と何ら変わりはありません。
挽肉はもちろん「生」では食べないですよね。
感覚的にいうと、皆さんがご家庭で挽肉を使って、ハンバーグをこねて作り、フライパンで焼き上げますよね!
その感覚と同じようなもので、「生ウインナー」は、生の挽肉をこねたハンバーグの素材を「羊の腸」や、「人口の詰め袋(ケーシング」)に詰めて焼くような感覚です。
スーパーマーケットなどで販売されている加熱処理済「ウインナー」が、そのままの状態で食べられるといっても、やっぱり焼いたり煮たり、電子レンジで温めるなどの加熱調理をしてから食べたほうが、そのまま食べるより美味しいと思います。
なぜならば、お肉の脂肪分が溶けて、ジューシーな味わいになるからです。
それらの加熱処理済「ウインナー」の調理は、温めるだけの簡単調理で食べられます。
しかし「生ウインナー」は、温めるだけ…のような、そう簡単な調理という訳にはいきません。
フライパンで焼くだけ…は焼くだけなのですが、ちょっとした手間ひまがかかります。
現代人である多くの方が、「ウインナー」といえば、「加熱処理済」が当たり前で、調理も楽なもの……それでも十分美味しい……という感覚だと思います。
でも、ハンバーグを想像してみてください。
電子レンジで温めるだけの、加熱調理済「ハンバーグ」を購入して食べるのと、挽肉をこねて作り、「生」の状態がから焼き上げたものでは、格段に美味しさが違うと思います。
「ウインナー」も同じです。
生の挽肉が羊の腸に詰まった「生ウインナー」を、生の状態からじっくり時間をかけて焼き上げた方が、一度も過熱してないフレッシュな状態なので、お肉本来の旨みと、新鮮でジューシーな焼きたての味が味わえて美味しいのです。
一流ホテルの朝食に出てくる「ウインナー」はまさにそれです。
一流ホテルの朝食には欠かせないソーセージ。
スクランブルエッグにカリカリのベーコン、マッシュポテトなどで、ブレックファストの出来上がりです。 リッチな美味しさでセレブ気分を味わえちゃいます。
「生ウインナー」を美味しく焼いて食べるには、ちょっとしたコツがありますが、そのちょっとしたコツを知って、ちょっと手間ひまをかけてあげれば、加熱処理済「ウインナー」とは格段に違う美味しさが味わえます。
だからといって、そんなに難しい調理方法ではありません。
誰でも簡単にできる調理方法です。
加熱処理済「ウインナー」よりも多少、手がかかる……というくらいなものです。
「焼くだけ」は「焼くだけ」なのですが、ちょっとひと手間かかるだけです。
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では、
「生ウインナー」の焼き方を解説します。
①解凍します。
生ウインナーは、鮮度保持のために作りたてを瞬間冷凍しているものが多いですから、まずは解凍します。
解凍方法は、パッケージの袋に入ったままの状態で冷蔵庫に移して自然解凍します。
解凍時間は、季節や冷蔵庫内温度にも左右されますが、およそ4~5時間です。
肉汁が出てしまうほどまで長時間、解凍状態で放置しないようにしてください。
なにせ、お肉の旨みはその肉汁に入っているからです。
お急ぎ時の解凍方法
パッケージのままジップロックかビニール袋に入れ、水に触れないようにビニール袋を2重の状態にします。
氷水を張ったボールに入れて10分~20分で解凍させます。
一度解凍したら、再冷凍はできません。再冷凍したい場合は、調理してからにしましょう。
②お湯に浸します。
ここが、美味しく焼く秘訣です。
「ウインナー」を袋から出し、直接、鍋やボールに入れ、80℃くらいのお湯に浸します。
「ウインナー」の表面が少し白くなったらOKです。
なぜここが美味しく焼く秘訣かと言いますと、
これをすることにより、「ウインナーの皮」が破けにくくなります。
皮が破けますと、美味しい肉汁が外に出てしまいますし、見た目もキレイではありません。
③焼き上げます
フライパンを弱火で熱します。
油をひかずに「ウインナー」をのせ、片面を約1分半焼きます。
ひっくり返して、反対側も約1分半焼きます。
ポイントは、弱火でじっくりと焼くことです。
少し焦げ目がついたらOKです。
④蒸します。
ここも美味しくさせる「愛情ひと手間」です。
そのままフライパンにお湯を30ml~40ml入れ、ふたをして2分くらい蒸します。
これをすることによって、旨みを閉じ込めることができます。
⑤蒸発させます。
蒸し終わったら、ふたを取り、1分くらい水分を蒸発させます。
腸詰めの「ウインナー」がつながっているものであるならば、この段階でひとつずつ切り離します。
これで完成です。
ソーセージが焼きあがったら、アツアツのうちに食べるより、5分程休ませてから食べたほうが美味しく召し上がれます。
なぜならば、ソーセージの中に肉汁をしっかりと閉じこめるためです。
そのままでも十分美味しいですが、お好みで粒マスタードやレモン汁などをつけてお召し上がりください
生ウインナーは、スーパーマーケットなどであまり販売していませんので、なかなか手に入りにくですが、一番のおすすめは、
国産那須豚・天然の「羊の腸」を使用した 黒胡椒香るあらびき生ウインナー240gです
スーパーマーケットで販売されている大手メーカーのウインナーは人口の詰め袋(ケーシング)を使用したものがほとんどですが、これは天然の「羊の腸」を使用しています。
本物の味をご堪能されてみてはいかがでしょうか?