カレーは豚肉・牛肉どっちが人気?……またスライス・角切りどっちが美味しいのでしょうか?……お肉の部位って関係あるの?
最高に美味しいカレーを作りたいときの「お肉の選び方」を紹介します。
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カレーライスは豚肉派?それとも牛肉派?
カレーライスは豚肉派?それとも牛肉派?またはチキンカレーが好き……という方もいるでしょう。
全体的な統計では、カレーライスに入れるお肉は牛肉派の方が半数以上を占め多いようですが、地域によって違いがあるようで豚肉派が多い地域もあるようです。
しかしどこの地域であろうが、いつもカレーに豚肉を入れている方であっても、高級ホテルなどでビーフカレーが提供されれば「美味しい美味しい」と感じて食べていると思います。
お肉はやはり牛肉の方が味わいが豊かに感じられるようです。
美味しいカレー用に使用する牛肉の品質グレードは?
牛肉の品質に関しても、やはり黒毛和牛に勝るものはありませんが、脂っぽくこってりしたものを好まなければ、ホルスタイン品種の国産牛やアメリカ産で品質ランクが上位にあたるグレードの高い輸入牛でも良いでしょう。
オーストラリア産のグラスフェッドクラスの牛肉になると価格は安いですがパサパサであまり美味しくありません。
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カレー用のお肉に適した部位ってあるの?
では、お肉は牛肉であれ豚肉であれ「どこの部位でもいいのでしょうか……?」
これは違います!
お肉にはロースやバラ・モモ肉などの部位がありますが、カレーに入れるお肉はどの部位でもいいわけではありません。
最高級部位のロースを入れれば最高に美味しいか……といえばそうでもありません。ステーキにしたら柔らかくて美味しい部位ですが、カレー用に煮込むとそれほど美味しくは感じられません。
モモ肉は煮込むとパサパサになってしまいますので、これもダメです。
一番カレーに合う部位はバラ肉です。
バラ肉はバラ肉でもカルビ焼に使う友バラと呼ばれる部位よりは、肩バラの比較的赤身肉系統のバラ肉がカレーにベストマッチです。
肩バラ肉は比較的堅い部分がありステーキとしてはおすすめできない部位ですが、煮込むとトロっトロに柔らかくなり、ほどよい歯ごたえとなって美味しく感じられるのです。
ビーフシチューによく「スネ肉」が使われます。
スネ肉はお肉の中にたくさんのスジが入っていて、もちろんステーキや焼肉用としてはかたくて噛みきれません。
しかしじっくり煮込むことでスジもトロットロに柔らかくほどよい歯ごたえとなり、シチューとしてとても美味しくなるのと同じです。
ですから「スネ肉」もカレー用にすると美味しい部位になります。
よくカレー用の牛肉を買って「スジっぽくて硬くて食べられませんでした……」などのレビューをたまに見かけますが、そういう方は恐らく煮込む時間が足りないのだと思います。
カレー用のお肉は「スネ肉」のような硬い部位の方がコトコトじっくり煮込むことでやわらかくトロトロに美味しいお肉に変わるのです。
サーロインステーキとなるロースや、ランプステーキになるモモ肉などの柔らかい部位をカレー用にすると、逆にあまり美味しいとは感じられなくなるものです。
カレー用のお肉は「スライス肉」?……それとも「角切り肉」?
また豚肉・牛肉ともに「スライス」されたものと、ゴロゴロっとした美味しさを味わえる「角切り」タイプのものに分かれると思います。
家庭で食べるものはコストのことを考えると豚肉・牛肉ともにスライスされたものの方が多いかと思います。挽肉を使う……という家庭もあります。
しかしカレーにジャガイモ・人参などがゴロゴロっと入っているのが美味しいのと同様に、お肉もゴロゴロっとしたものの方が「お肉~っ」て感じでとても美味しく味わうことができます。
たまには黒毛和牛がゴロゴロとたっぷり入った「リッチなビーフカレー」が食べたくないですか?
黒毛和牛のA5ランクの最高級の和牛は「すき焼きしゃぶしゃぶ用」などで、きれいな霜降り牛肉として販売されているですが、そのA5ランク和牛の中で比較的「脂肪分が少なめで煮込むと美味しくなる部位(肩バラなど)」をビーフカレー用にカットしたものがカレー用にすると最高に美味しいお肉です。
霜降り肉となっていますが、そんなに脂っこくなくじっくり煮込んでカレーを作ると「ジュワ~っと美味しい肉汁とカレーの旨みが口の中で混ざり合いほどよい歯ごたえの食感で美味しさを味わえます。