近年大ブームを巻き起こした「もつ鍋」
最近はそのブームも落ち着き、今は静かなるブームの中で根強く「人気の高いお鍋メニュー」になっています。
なぜそんなに人気が高いのか？
その理由と、ご家庭で美味しく食べる「もつ鍋」食材の選び方について解説します。
スポンサーリンク
「もつ鍋」とは
「もつ鍋」は、福岡県福岡市で発祥され郷土料理となり、「博多名物」として一世を風靡しています。
モツは牛・豚・鶏肉のモツがありますが、「もつ鍋屋さん」で使用されるのは主に「牛モツ」です。
「もつ鍋」は、別名「ホルモン鍋」…ともいいます。
モツとホルモンは同義語で、胃袋・腸・肝臓など「臓物（内臓肉）」全般のことを指します。
ですから「もつ鍋」は、「いろいろな内臓肉が入った鍋」ということになります。
しかし焼肉屋さんで、肝臓を「レバー」、胃袋を「ミノ・ハチノス・センマイ・ギアラ」、心臓を「ハツ」、大腸を「シマチョウ」……などと分けて表現する流れで、小腸は「ホルモン」と呼ばれていますので、「もつ鍋（ホルモン鍋）」というと小腸の鍋……というイメージになるのではないでしょうか。
実際に「もつ鍋」は「牛の小腸」で作られるものが多いですが、小腸でなく大腸（シマチョウ）や心臓（ハツ）などで作られる「牛もつ鍋」もあります。
どの部位の「もつ鍋」が好みかは、その人その人の嗜好によって様々ですが、人気があるのは「小腸」のみで作られた「もつ鍋」です。
お値段の安いものは、大腸やいろんな部位がミックスされたもの、その他には外国産のものが多いです。
「もつ鍋」の魅力
もつ鍋の魅力と言えば、お肉の脂身がお口の中で〝ジュワッ″と弾け出るような柔らかな食感と、コッテリとした濃厚な味わいではないでしょうか！
それでいて脂肪分が少なくカロリーが低いのです。
一見、モツ（ホルモン）は脂肪分だらけ……と思いがちですが、
あのお口の中で〝ジュワッ″と弾け出る脂肪分のようなものの正体は、実は美肌効果に最適なコラーゲンなのです。
それに身体の脂肪をどんどん燃やし「痩せ体質」にさせる「アミノ酸」が多く含まれ、もつ鍋に入れるニラやもやしなどの野菜と一緒に食べることで、その脂肪を燃焼させる効果が最大限に得られることが魅力のひとつです。
また比較的、低予算で食べることができますので、庶民のお鍋として人気があるのでしょう。
スポンサーリンク
美味しい「もつ鍋」の選び方
モツは牛肉の小腸のみで作ることがおすすめですが、コリコリとした食感がお好みならシマチョウ（大腸）でもいいでしょう。
スーパーマーケットで牛の小腸を購入して、鍋つゆを自分で作れば安上がりですが、モツなどの内臓類は鮮度劣化が早いので、「鮮度の悪いモツ」をつかまされると臭みが抜けずに「美味しいもつ鍋」が作れません。
またモツの下ごしらえをする際に、モツを必要以上に洗いすぎてしまうと、美味しいコラーゲンを洗い流してしまうことにもなります。
また国産牛のモツなら良いのですが、外国産のモツですと味がかなり落ちます。
国産牛と輸入牛の味の違いがあるように、モツも国産と外国産ではまるで味が違います。
国産牛であれば、黒毛和牛のモツや、ホルスタインのモツなどいろいろとありますが、やっぱり黒毛和牛のモツが一番味が良いです。
鍋つゆは自分で作れば好みの味に調整できて良いですが、やっぱり老舗と言われる専門店で、大きな鍋でグツグツ煮込んで出汁をとり、代々受け継がれてきた鍋つゆの美味しさに勝ち目はありません。
ご家庭で手軽で簡単に美味しい「もつ鍋」を楽しむなら、下ごしらえを済ませ、解凍するだけですぐに食べられるおすすめの逸品があります。
外国産やいろいろな部位が混ざらず、黒毛和牛の小腸のみで、伝統の鍋つゆがセットになったもつ鍋セットです。
モツ鍋の〆はチャンポンの麺を入れることが主流になっていますので、モッチモチのチャンポン麺もセットで付いています。
「もつ鍋」は庶民価格でそれほど高価なものではないので、どうせなら一番美味しい最高級のもので食べたいものです。
ネット通販でたくさんのもつ鍋セットが出回っていますが、最高級で美味しくリーズナブルな一番のおすすめがあります。
