おせち料理はいつもどうしていますか?
もしかして手作り……それとも百貨店・スーパーマーケット……?ネット通販……?
おせち料理の品々には縁起物や魔除け、長寿の願いなどそれぞれに願いが込められた意味・由来があり、しきたりによって詰める場所も決まっています。
またおせち料理は「めでたさを重ねる」という意味で重箱に詰められ3段重などに重ねられます。
そういったことをキチンと理解して重箱やお皿に盛りつけている人もメッキリ減ってきているようです。
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おせち料理を素材から調理されるのは年配の方に多いようで、代々受け継がれてきた調理方法を熟知し作られていると思います。
しかし昨今では、おせち料理を食べない人が増えていて、せっかく作ったおせち料理がなかなか減っていかない……ということがあるようです。
ですから心を込めて一生懸命作ってもその努力が報われないこともあり、作るより百貨店・スーパーマーケットで少しずついろいろなアイテムを購入した方がお手軽で良い……という風潮に変化してきました。
その方が自分たちの好みのものだけを購入できるからです。
特に共働きなどで忙しい世帯も増え、好きな「おせちの単品」だけをちょこっと買い揃えてお正月気分を味わう程度の人もいるようです。
しかし今は少子高齢化で、かまぼこ1本・栗きんとん1パック……などと買い揃えてもすべて食べきれず、少しずつ残ったものは廃棄処分になるケースもあるようです。
おせち料理は何種類ものたくさんの種類を買い揃えますので、それぞれから食べ残しがあると廃棄する量もまとまるとけっこうな量になります。
家族構成の人数が少ないと尚更です。
そんな時代の流れから、それぞれ単品でおせちのアイテムを買い揃えるよりも、現代ではすでに詰め合わせられたおせちセットを購入するケースが増えてきています。
2人前、3人前……などとそれぞれの家族構成の人数にあったものを購入すれば、食べ残しもなく、無駄に廃棄することもなくなる……という意識の変化が起こってきています。
それに単品で買い揃えると、必然的に何種類も購入することになりますので、まとまると結構な金額になってしまいます。
それよりは、おせちの詰め合わせを購入してしまった方が安あがりになるケースも多々あるようです。
おせち料理の購入先は、2016年頃は百貨店が50%とダントツで、次いでネット通販が30%、スーパーマーケットが10%くらいでした。
しかし2018年には「ネット通販」のシェアが70%を超える勢いで伸びてきて、今では百貨店を上回るシェアとなっています。
「おせちセット」を購入する理由は、
- 「自宅で作れないような豪華な品目があり高級感が味わえるから」
- 「詰め合わせのセットを購入したほうが手間がかからないから」
- 「量的にもちょうどよく、いろいろな種類を少しずつ味わえるから」
……という心理的な要素がダントツです。
「ネット通販」で購入する理由は
- 「簡単にいろいろな種類を見比べることができ、自宅まで届けてもらえるから」
……というものでした。
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おせち料理の内容も「しきたり」や、決まり切った「和」のものだけにとらわれることなく、和洋折衷…などオードブル感覚で「美味しさを味わうためのもの」などと購入意識の変化も見られます。
百貨店・スーパーマーケットの年末おせち売り場には、かまぼこ・田作り・栗きんとん……などゴクゴク決まった形式の和のテイストの単品だけが並んでいることが多いですが、昨今では和洋折衷オードブル感覚で楽しめるおせちセットが人気があるようです。
ですから「ネット通販」で「おせちセット」を購入する方が急激に伸びてきている理由は、これらのことが時代のニーズにマッチしてきたからと言えるでしょう。
おせち料理を食べる人が減ってきているといっても全体の70%、若い層でも50%の人が「食べた」というアンケート結果が出ており、日本の食文化としてまだまだ根強く浸透しているのがわかります。
時代の変化とともに、自分の好みのテイストで詰め合わせられた「おせちセット」を選び、新年を楽しんでください。