安い牛肉として思い浮かぶのは恐らく「輸入牛」だと思います。
しかし輸入牛のイメージは安かろう悪かろう……ではないでしょうか?
これは1991年の牛肉輸入自由化で海外から安い牛肉が価格破壊という名のもとグラスフェッドの真っ赤かな肉質の牛肉が大量に出回ったことによって出来上がったイメージだと思います。
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グラスフェッドとは、放牧させてグラス(牧草)を食べさせてあまり手をかけずに育てた牛です。
ですからグラスフェッドの肉質は真っ赤かでドス黒い色をしています。
脂肪分を好まない方には良いのかとも思うのですが、ちょっと臭みが感じられたり噛み切れないくらい硬い肉質であったりなど、あまり良い印象はなかったのではないでしょうか?
現代ではこの安かろう悪かろうに懲りたのか、安いグラスフェッドの輸入牛を販売しているお店はほとんどなくなりました。
日本で販売されている輸入牛は、日本の牛肉の味に似通ったアメリカ産や、日本向けに穀物飼育などで作られたオーストラリア産です。
これらの輸入牛は外国産といえどもそこそこ美味しいですが、価格は日本の国産牛と大差はありません。
そうなると美味しのはどちらか……となると思います。
国産牛にもグレードのランクの違いはありますが、輸入牛と同等の価格の国産牛とで比較すると旨味を感じられるはやはり国産牛であると思います。
「黒毛和牛は脂っこくてちょっとな~」……という方にも安くて美味しい国産牛は最適です。
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しかしスーパーマーケットで安い価格帯のものを購入しようとすると、そのクラスで販売されているものはアメリカ産牛肉であったり、日本向けに穀物肥育されたオーストラリア産牛肉であることが圧倒的に多いと思います。
なぜならばそれらの輸入牛は同じ部位だけを大量に仕入れることができ、技術力のない新人スタッフでも簡単に商品化することができ、効率が良いため、スーパーマーケットではこれらの輸入牛を扱うお店が多いのです。
国産牛ですと同じ部位だけに特化して大量に仕入れることが困難である場合が多いので、国産牛を扱うにはある程度の職人技術が必要になってきます。
ですから輸入牛クラスの価格帯で国産牛を取り扱っているスーパーマーケットは少ないのです。
スーパーマーケットで ″安い牛肉” を購入しようとすれば「輸入牛」……。
”美味しさ” を求めて「国産牛」を購入しようと思えば和牛に近い「交雑種」や「ホルスタイン」などの価格の高い国産牛……となってしまうと思います。
それゆえにスーパーマーケットでの国産牛の価格帯は「輸入牛」と「和牛」の中間あたりの価格帯で設定されていると思います。
でも輸入牛クラスの価格帯で国産牛を購入したいと思ったらどうしたら良いのでしょうか?
スーパーマーケットで販売しているお店を探すよりもネットで探したほうが早いと思います。しかしネットで探すと今度はたくさんヒットしすぎてどれを選んでよいかわからなくなります。
そこで安くておすすめできる国産牛をご紹介します。
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